米国での国際結婚手続き
米国で結婚手続きを行う場合、各州や郡ごとに異なる婚姻手続きが必要です。日本人は日本の法務局または在米日本大使館・領事館で婚姻要件具備証明書を取得し、その後州や郡で定められた結婚手続きを進めます。婚姻要件具備証明書の取得には、パスポート、戸籍謄本原本、外国名が含まれる場合はそのつづりを確認できる公文書(出生証明書、パスポートなど)などが必要です。
ビザ申請と居住権
米国でのビザ申請には、K-1ビザ(婚約者ビザ)やK-3ビザ(既に結婚している配偶者のビザ)があります。これらのビザは、アメリカ市民と結婚する外国人が米国に滞在し、最終的に永住権を申請するために必要です。ビザ申請には、DS230フォーム(ビザ申請者情報)、DS156フォーム(非移民ビザ申請書)、出生証明書、警察証明など多数の書類が必要となります。
結婚後、米国内に滞在するためには、「Adjustment of Status(AOS)」を通じてグリーンカード(永住権)の申請が必要です。これには、結婚証明書、健康診断、十分な資金の証明などが必要です。
費用と期間
国際結婚に伴う費用は様々ですが、例として、アメリカでのビザ申請費用、結婚式費用、ビザステータス変更のための費用などが含まれます。合計費用は約9000ドル(約95万円)程度となることがあります。