国際結婚「親密な関係」を結ぶことについて

.愛の意味は平等且つ自由に愛し合うこと、お互いによりよい自分になること

クリストファー·ムーンは『親密な関係』という本の中で、人が誰かを好きになるのは、親密な関係を始めたり維持したりする動機が、自分の満たされていないニーズを満たすためであると述べています。

私たちがパートナーを求め、そのために他人を追いかけたり、引き寄せたりするのは、交友関係、ケア、理解、サポート、受容、接触、抱擁などが必要だからです…… 実際には、これらは子供の頃に満たされなかったニーズの結果です。 私たちは、自分の両親に対する要求を大切な人に投影し、彼がそれに応えてくれることを期待します。 そして、相手が全能であること、相手が親のように理由なく愛してくれて、すべてのニーズを満たしてくれることを期待します。

相手が幸せの鍵を握っていると思っているのに、相手がそれを与えようとしない。つまり、親密な関係が相手へのニーズで満たされた時点で、私たちは実際に自分の欲望を相手にぶつけたことになるのです。

親密な関係を築くためには、相手への欲求や必要性の本当の理由を理解することが大切です。この理由を見つけてこそ、問題解決の糸口が見えてきます。そうして初めて、本来心に秘めていた本当の愛を知ることができるのです。そうして初めて、私たちは平等に自由に愛し合うことができ、お互いによりよい自分になることができるのです。

二.国際結婚の「親密な関係」中に帰属意識と欲求

アルフレッド·アドラー(Alfred Adler)の言葉:幸せな人は子供時代を利用して人生を癒し、不幸な人は一生を利用して子供時代を癒す

生い立ちの家族で受けたダメージは、その人を生涯にわたって追いかけ、帰属意識や欲求の充足に反映されます。例えば、子供の頃に親から十分な愛情と承認を得たい、人と違うことをしたいという切実な欲求があり、子供の頃にその欲求が満たされなかった場合、その人の潜在意識に隠され、大人になってから、うまくいけばパートナーに満足を求めるようになります。

片親の家庭で育ち、父親の愛情を受けていなかった麗さんは、父親のように自分を愛してくれる人を常に潜在意識の中で求めていましたが、その欲求が親密な関係に影響を与えることはわかりませんでした。 どのような関係においても、彼女は常に自分が子供であると感じており、彼氏には無条件にすべてを満足させてほしいと思っていましたが、一方で自分は与えようとはしませんでした。結局、彼氏は我慢できなくなり、別れを選んだのです。

親が子供を無条件に愛するのは事実ですが、パートナーとしての気持ちはお互いに対等であり、子供の頃に満たされなかった欲求をパートナーに移すと、(その欲求が満たされない運命にある)ということになります。 満たされない欲求は、やがて相手への恨みに変わり、親密な関係を終わらせることになります。

三.国際結婚の「親密な関係」中に適当な妥協をする

愛には、人を思いやり、愛し、助け、喜ばせたいという情熱が含まれています。 ある種の内気さ、臆病さ、わがままさです(おそらく上手くに隠されています)。

多くの男性が理想のパートナーに求めるもの、それは母親のような愛情と優しさ、そして安心感です。 田舎の小道を、何も言わずに心を通わせて手をつないで歩いている二人とか、小学校の先生のような大人の愛情と、お姉さんのような理解力と、同じく小学校の先生のような色気。 天使のようなイメージであってほしいです。

しかし、年齢を重ねるごとに、その発想はどんどん複雑になっていきます。 結局、自分のイメージにぴったり合う人はいないので、似たような人や近い人を探して、自分の思い通りの人に変身させる計画を立てます。 そして、この試みは、親密な関係を、ロマンチックで情熱的な愛の段階から、非難や苦情といった破壊的な段階へと導く。

人の性格はなかなか変わらない、あるいは変化は一時的なものだから、相手を変えようとするのはやめましょう。変化の過程は、関係が終焉を迎える過程であることを明確にしなければならないです。

愛を満たすためには、相手を変えるのでなく、自分自身を変えることが必要です。愛する相手のため自分を変えることが出来るならば愛は継続すると信じます。

幸せな国際結婚夫婦

四.国際結婚の「親密な関係」で感情とニーズに理性的に立ち向かう

私たちは、自分の感情や精神的な欲求をすべて包み込んでくれる夢のような女性を想像しながら育ちます。 しかし、現実にはそのような人はいないし、いくら手を加えても心の欲求や期待をすべて満たすことはできない。私たちが子供の頃は、親に無条件で自分の要求を満たしてもらうことを求め、そうでなければ泣いたり、文句を言ったり、怒鳴ったりして反抗していました。大人になってからも、自分の欲望をより満足させ、安心感を得るための方法として、パートナーと同じ方法を使う人は多いです。 

これは、私たちが子供の頃と同じ感情を使って、感情やニーズに対処しているという事実を示しています。

同僚の女性と彼氏はよく喧嘩をするのですが、その理由を話すと、彼女は特に、自分は彼を全面的に尊重し、何事も彼に許可を求めているのに、彼は自分には主体性がなく、依存しすぎていると感じ、恋愛していた時の長所が今は短所になっていると不満を感じているようです。そして、同僚の女性も、彼氏が花を送ってくれなくなった、綺麗だと褒めてくれなくなった、お互いに昔のようなロマンスがなくなったと訴えています。 まるで、交際中にいた人が別の人に変わってしまったかのようです。

実際、私たち一人一人は変わっていません。ただ、恋をすると、相手の後光を見て、後光の中を歩いて、相手が自分の夢見ていた容姿や状態ではないことを知り、お互いを修正したり、変身させたりするという発想になるのです。その結果、ストレスによる恨みや失望を生むことになります。

五.国際結婚の「親密な関係」を結び始めたのは異国の愛を見つける旅へ

自分を励まし、人生の意味や方向性を鼓舞し、自分を超越し、困難な時に試された時に助けてくれるパートナーが必要であります。

それが「ソウルメイト」(Soul mate )です。

親密な関係にあるパートナーから喜びや親密さを期待するのは合理的ですが、自分が必要とする喜び、楽しみ、安心感、自尊心が、他人の犠牲や苦労によって達成されなければならないとしたら、これは大きな問題となります。あなたの期待に応えるためには、パートナーが愛と幸福の唯一の提供者であってはならないことを認識しなければなりません。

なぜなら、親密な関係の本当の目的は、お互いに愛を与えたり受け取ったりすることではなく、あなたを本当の愛を見つけるための旅に立たせることであり、あなた自身が愛の使者なのです。

パートナーとして相性の良い理想的な中国人女性の選び方について。 こちらの記事をご参考:

外国人との国際結婚は、言語、文化、環境、民俗などの違いを乗り越えなければなりません。その難しさは実に存在しているです。
苦労と思わず、成長の機会と考えて、一つ一つの経験と思ってください。
これもまた、20年後に美しく賢い子供たちと笑顔で語れる人生経験ですね。